眩しくて霧の中

相互不理解とのっぴきならない関係に弱い。

舞台「TRUMP」を12時間前に観た

2013年の「TRUMP」のTRUTHをつい半日程前に観た、二次元オタクの雑記です。
ネタバレ無しなので気楽に読んでください。(但し、一切の事前情報を入れたくない方には非推奨)
ド新規なので見当違いや勘違いしたまま書いてるところがめちゃくちゃあると思うので、なんかオタクが喋ってるな……くらいで頼みます。マジでオタクが喋ってるだけです。


そもそも舞台「TRUMP」とは、末満健一氏の脚本・演出によるオリジナルの舞台作品シリーズの1作目で、「TRUMP」「LILIUM」「SPECTER」「グランギニョル」「マリーゴールド」という作品があります。グランギニョルって単語わくわくしますね。頭上には星屑、堕ちるは奈落の底………。

なんて物知り顔で書いてますが、5作あるのはつい昨日知った人間なのでよく分かってない。でもダイマしたさにブログは開設したしアマゾンで四作ポチったので明後日届く。(行動力の化身)

で、TRUMPなんですが、初演、再演、再再演以下略と何度も公演してます。
詳しくはあの〜〜ググってください。むしろ私に教えてほしい。
LILIUM以降は円盤買おうと思ったら一択なんですが(たぶん)、TRUMPは現状6択あります(たぶん)
2013年版(D2版)のTRUTH、REVERSE、両方入ったBlu-ray、2015年版のTRUTH、REVERSE、選ぶの面倒いんで全部、ですね(たぶん)
新参者に向けて懇切丁寧に説明して下さってるブログが沢山あるのでそっち参考にしてください(丸投げ)

TRUTHとREVERSEの違いはキャストが入れ替わる点です。REVERSEまだちょっとしか見てないんですが、声が櫻井孝宏ルルーシュと、福山潤のスザクとなんだなと思ってれば大丈夫です。(大丈夫か?)
個人的には一番ハードルが低いのは2013年版のやつです。ニコニコチャンネルで月額300円ちょっとで見放題なので。


タイトル通りのドドドド新規なので設定の説明は飛ばしますが、吸血鬼/不老不死/永遠/執着/愛憎/ゴシックあたりの要素が詰め込まれてます。(もっと沢山あります)
厨二病の治らない二次元オタク、絶対好きになる要素しかなくないですか!? 二十歳超えても厨二病なので余裕で落ちました。特に好きな作品はPandoraHeartsとデュラララ‼とコードギアスです。役満ですね(適当)


元々信頼のできるオタク(二次元と三次元兼任)が「TRUMPシリーズ」「繭期」「末満健一」といった単語を定期的にタイムラインに流す作業をしていたので、「なんかよく分からんけどオタクに刺さるらしい舞台がある」というのは知ってました。
ハロプロおたくの身内から「LILIUM好きそう」と言われたり、「コードギアスまどマギが好きな人は絶対好き」といったことを書いたブログに行き着いたり(当方、二次元で3番目に好きなキャラがルルーシュのオタクです)、来年新作があると聞いたりしたため、この機会に観るべきなのでは?と思い至りました。

最高のコンテンツや作品は、生で観たり聞いたりするのが最高じゃないですか? 今ハマれば生で摂取できる(チケット入手できれば、ですが)機会があるという状況。逃すわけにはいきません。

よく分からんけどニコニコチャンネルで見れるっぽい、と末満健一さんのチャンネルに入ってから「ない………………(虚無)」となったりしましたが(見られるのはD-BOYSさんのチャンネルです)、なんの気なしに見始めました。昨日の夜中に。


ぶっ通しで見て、ラストまで見て、


後悔しました。
出会ったのが2018年の12月だったことに。


めちゃくちゃ最高のコンテンツに出会ったとき、あなたはどんな感情を抱きますか?
私はですね、それがコンテンツの始まりの瞬間でなければ、「どうしてもっと早くに出会おうとしなかったのだろう」と後悔します。
私の場合の話なんですけど。例えば高感度パラメーターが十段階であったとして、7,8,9とかまでいくのはまあまああるんです。
ただ、いわゆるオタクスイッチが入るのが「10」だけでして、この段階だけできる限り追おうとするんですよね。
まだ一作の1パターンしか見てない新規が何言ってんだと思われるでしょうが、たぶん、いやほぼ確実に「10」なんですよ。私にとって「TRUMP」シリーズは。


ところで、桜庭一樹さん作品はお好きですか?(文脈無視)
桜庭一樹です、桜庭一樹。「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の人です。「GOSICK」はアニメ化されてますね。

私、「赤×ピンク」「砂糖菓子〜」「推定少女」「少女には向かない職業」「少女七竈〜」「ブルースカイ」「青年のための〜」が特にお気に入りなんですが(多い)、あのモラトリアム的世界観とてつもなく好きなんですよね。

少年少女の不安定で、未完成で、危なげで、だからこその美しさ。子供とも大人とも言えぬ中途半端な年齢で、有限のモラトリアムを生きていて。
優しさと残酷さと、好きと嫌い、限りある永遠、正しさなんて自分勝手で、救済と赦し、執着と信仰とか……いやこれ伝わらんな!!伝わります!?伝われ!!!!(パワー)


桜庭作品とTRUMP、むろん作品に対して〇〇に似てる、なんて言うのは失礼なので誤解なきよう願いたいのですが(そういう意図もありません)、「感情をぶん殴られ」て「どうしようもないやるせなさ」を植え付けられる点で、少し近しいものがある気がします。

多分この辺の話はLILIUM見たあとにします。まだ一切の知識がありませんが私にはわかる。


この記事を読んでるそこのあなた、ちょっとでも気になってたら思いきって手を出してみることをオススメします(そして桜庭一樹さんもぜひ読んでください)
合わないかもしれませんが、めちゃくちゃ好みにヒットするかもしれません。舞台はナマモノです。絶対生で見るのが最高じゃないですか。来年あるんですよ!!今!ハマろう!!


では、REVERSE版を観てきます。